| ウエールズの国旗 Y Ddraig Goch "赤い竜” |
Prynhwn da!!(プリンハウン・ダー!ウエルズ語の午後以降に使う挨拶)
皆さんの中で、イギリスに行ったことのある方は少なくないと思いますが、今までの日本での生活で僕はわざわざウエールズまで旅した方は数人しか会っていません。今回は僕が生まれたイギリスの一画の祝日をご紹介したいと思います。
今日(3月1日)はウエールズの各地で、聖デイビッドの日になります。元々ウエールズの守護聖人デイビッド(500年頃―589年)の生涯と業績を称える宗教的な祝日でしたが、現代は主に子ども達がウエールズ独特の伝統文化などを楽しむ1日です。
聖デイヴィッドっで誰?
皆さんが御存知の通り、イギリスは四つの小さな国、つまりイングランド、ウエールズ、スコットランドと北アイルランドに分けられています。勿論、国家としては一緒ですが、各地にそれぞれの地域ならではの文化、祭と言語があります。また、各国には守護聖人
(大昔よきキリスト教徒としての善行で有名になり、列聖された人物)がいます。ウエールズには聖デイヴィッドがおり、イングランドの聖ジョージ等と違って唯一の現地生まれの守護聖人だと言われています。彼の前半生については記録が殆ど残っていませんが大部分が異教であった当時のウエールズにおいて教会や修道院等を造り続き、司教座になりました。ローマへ巡礼し色々な奇跡を起こしたという伝説があります。
ラッパズイセンと長ネギ
ウエールズは他のイギリスの国と同様、国花があります(ウエールズはラッパズイセン)。それに加えて、聖デイヴィッド自身とウエールスのもう一つの国花・国章は長ネギです。実はウエールズ人は中世より、長ネギを身に着ける習慣があり、その由来は聖デイヴィッドに繋がっています(恐らく、彼は長ネギが健康上の利益、医療補助をウエールズ内に普及させたという説もあります)。
長ネギがなぜウエールズを代表する野菜になったかという
質問ですが、もう一つの歴史的な説明があります。6世紀に侵入者のアングロ・サックソン族に対してウエールズ軍を率いたカウワラヅル王が兵士たちがお互いに戦場で敵だと勘違いしないように、兜に長ネギを付けると命じたという言われています。現実かどうか分からないのですが、面白い使い方ですね!
僕は小学生の時にウエールズから離れて、イングランドへ引っ越ししましたが、3月1日に赤いウエールズのラグビージャージーに長ネギやラッパズイセンを付けて小学校へ通うという鮮やかな記憶が残っています。今日はウエールズ各地にパレードや他のイベントで、ウエールズの歴史や文化等を描写するテレビ番組も上映されます。20年ほど前の僕のように、小学生たちはウエールスの民族衣装を着たまま通学して、春の到来を楽しみにするでしょう。
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